合格するためには過去問を解く&コードを読み解く
今回は基本情報技術者試験になるべく短期間で合格する勉強法について紹介します。
しっかりと内容を理解したうえで試験に望むのが理想的ですが、2~3ヶ月も試験対策に時間をかけるのも大変ですよね。
私自身、IT未経験の医療職でしたが2週間の学習で基本情報技術者試験に合格することができました。
試験対策の期間が短くなることで、エンジニアとして重要なWeb技術やプログラムの学習に多くの時間を使うことができ、無事にエンジニアへ転職することができました。
「未経験からエンジニアを目指したい」、「IT系の職種についたけどとりあえず資格を取得したい」という方はぜひ参考にしてみてください。
基本情報技術者試験の形式と合格基準と受験所感
試験分類 | 所要時間 | 出題数 | 出題形式 |
---|---|---|---|
科目A | 90分 | 60問 | 四肢択一式 |
科目B | 100分 | 20問 | 多肢選択式 |
科目A試験
科目Aは60問を90分で解答します。
単純計算で1問あたりの解答時間が1.5分と短いため、ぱっと解答する必要があります。
少しでも考えそうであれば、「チェックマーク」機能を使って解答を後回しにすると時間配分がしやすかったです。
ですが、問題1問ごとに画面が切り替わるため残り時間ですべての問題を見直すのは面倒だなと感じました。。。
科目B試験
科目Bは20問を100分で解答します。
プログラムを読んで、プログラムの穴埋めや出力結果を解答する形式です。
そのため、問題数は少ないですがプログラムを読むことに慣れていないと問題を読むことに多くの時間を取られてしまいます。
そして、CBT方式のためプログラムに直接メモを書き込むことができないので注意が必要です。
試験対策に使用した本・サイト
勉強法に入る前に試験対策で使用した教材を紹介します。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
イラストが多く、丁寧な説明だったのでIT未経験でもすんなり頭に入るような書籍でした。
今回の勉強法では辞書代わりとして使用するため、kindle版でなく紙書籍がおすすめです。
何冊か試し読みしてみましたが、その中でも一番読みやすいと感じたので本書をチョイスして学習を進めました。
科目Bの本
科目Bはプログラムを読み解いて出力結果を答える形式です。
プログラムを読み解くことに慣れる必要があるため、1冊は用意しておくことをおすすめします。
科目Aと違い、メモを取りながら問題を解くことが多くなるので紙書籍・電子書籍どちらでも構いません。
私はkindle版を購入して、iPadで書籍とメモ帳の2画面分割にしてメモを取りながら問題を解いていました。
基本情報技術者過去問道場
無料で過去問を解くことができるサイトです。
問題のランダム出力、選択肢のランダム配置が可能。
問題の解説もあるので、他の選択肢がなぜ不正解なのか理解すると合格率がぐっと高まります。
スマホで空き時間に問題を解くことができるので、たくさん解きましょう。
私は1日200問をノルマとして解いていました。
短期間で合格する勉強法(科目A・科目B)
科目A
科目Aは四肢択一式なので、暗記科目のようにひたすら頭に詰め込む作業を行います。
基本情報技術者過去問道場を使用してたくさん過去問を解きましょう。
- 模擬試験形式で過去問を解く。
- わからなかった問題、苦手な分野について書籍を読む。
- 苦手分野の問題に絞った出題にして過去問を解く。
まずは1・2のサイクルで何度か回します。
何度も解いていると、なんとなく自分の苦手分野がわかってくるので、次はその分野に絞ってひたすら過去問を解きます。
その分野についての正答率が8割ほどになったら、また模擬試験形式で過去問を解きます。
ここで疑問点や理解しづらい内容に関して、書籍を辞書のように使います。
科目B
科目Bはプログラムを読み、プログラムの穴埋め、出力結果を解答します。
そのため、プログラムを読むのに慣れておく必要があります。
非言語での出題となっているため、いかにプログラムを日本語として理解できるかが重要です。
科目B対策として効果的だったと感じているのが
- 自分でプログラムを書いてみる
- 過去問、問題集でプログラムを読み解く
の2点です。
書籍だけでも対策はできるのですが、実際に手を動かしながらコードを書くことでif、for、whileなどの理解が深まります。
FizzBuzz、フィボナッチ数列の出力などが書けるようになると、科目Bの問題についてはそれほど苦労せずに理解できる印象でした。
科目A、科目B間の休憩は取る
科目Aと科目Bの間には最長10分間の休憩を取ることができるので、しっかりと休憩を取ることをおすすめします。
科目Bはプログラムを読み解く必要があるので、科目A以上に頭を使います。
そのため、少しでも頭をリフレッシュさせることで合格へ繋がると考えています。
勉強法を実践して短期間で合格する!
試験合格に向けたおすすめの勉強法を紹介してきました。
初めのうちは過去問を暗記するイメージでひたすら問題を解き、徐々に理解度をチェックし、苦手な部分を重点的に学習するように切り替えていくことが合格への近道です。